ウサウサずのお部屋   
戻ってきたユキ(急性ショック症状)
■ 3月16日(2006)。
この日は息子夫婦が自宅に帰る(出産後我が家に来ていました)というので、有給をとっていました。
その明け方・・・・・・

昨晩は夜中まで遊びまわっていたユキ。
ままちんも「12時過ぎに、ソファで寝ているかーさんに乗ってたよ」と証言があるくらい。
ところが明け方5時くらいに気が付くと、ユキが部屋の隅の隙間風が入る冷たい床にうずくまっている。
「どーしたの!冷たいでしょう。こっちへいらっしゃい」
抱き上げてもおとなしすぎる。
目は開いているものの、表情がない。
夏がけを広げたソファに置いて、布団をかけてもじっとなすがまま。
ゼーーーッタイ変!!
発熱はしていないようで、かえって冷えているので、ペットボトルにお湯を入れてそばに置く。
でも、ふと目を離した隙に、また元の冷たい床に・・・
動く時には動けるらしい。でも変!!

というわけで午前中に移動を済ませる予定を変更し、9時前に病院へ連絡して診察をお願いしました。
幸いママちんが休みだったので、車で先生のところにGO!!

一目見た先生は

「目の色が悪い。呼吸もあさいし。ショック状態ですね」
と、まずは酸素。
酸素チューブをそばに置いてしばし。
「ショック状態回避のためにステロイド(プレドニゾロン)を打ちますね」
ショック状態とは、抹消血管が縮こまって血行が悪くなっている状態。
この縮こまりをほぐし、血行を良くする事が目的です。
「点滴の用意をします。10分後にまた様子を見ます。」

そして10分。
「変化がありませんね。
 まずはレバギニン(総合ヴィタミン)。これは腸内活動が止まって肝臓に脂肪がたまるのを予防します。
 そして輸液をします。また消化管を動かすためにプリンペランを入れます。」

このプリンペランは通常経口投与されます。でも今回のような時は、胃酸がたくさん出て、薬効が出ないことがあるそうなので、皮下注射するそうです。まずは消化管を動かして、分泌物を正常にして、後に必要なら経口投与。一種の呼び水のようなものです。
こうした時血管からの投与は浮腫を起こす事があるので、背中への皮下注射です。

そしてまた10分。
先生が来ました。
「変化がないですねぇ。
 膿瘍だ、子宮の腫瘍だといっても、結局はこれでウサギさんは命を落とすことが多いのです。
 これで呼吸がしゃくりあげるような状態の時は、触っただけでもショック死することがあるんです。
 ちょうどハムスターの冬眠と同じに、体の機能が極端に低下しているので、どういうわけか冷たいところに行きたがるんです。(そうです!そうです!)
 体の消耗を極力抑えようとする自然な行為なのでしょうね。」

と、先生がユキの鼻づらに手を近づけた時、かすかにユキの鼻が動きました。
「あれ?反応するね。 ちょっとペレット持ってきて!」
ペレットを差し出すと、プイッと少し横を向きました。
「ああ、これは嫌なの(笑) 
 じゃ、診察台に連れてきて。マッサージをしてみましょう」


診察台の上でユキを保定しながら、背骨の両脇を指圧していきます。
「ここの肋骨の部分のところから下が、消化器のツボなの。
 ああ、すごくかたくなっているねぇ。ここを揉み解して・・・」

先生がせっせとマッサージしていると。
あれ?!というように、ユキの目に表情が出てきました!!!
「どうやら大丈夫なようですね。入院させる手もありますが、僕はやはり慣れた環境の自宅でのケアを薦めますけど」
ええ!もちろんです(^^)
「さっき投与した薬には、食欲の神経を刺激する成分もはいっているので、しばらくすると食べなくなることもあるので、今日は指示通りに投薬してください。明日はまた様子によって指示しますから、朝連絡をくださいね」

先生のお話を聞いている傍らでは、キャリーに入ったユキが
「なんで ワタチはここにいるのー!!怒」
ってクッションをバリバリやっています。
あのねぇーーー ユキィーーー(^^;;

先生の心配をよそに、帰宅したユキは大いに食べ、何の異常もない糞をし、いつもどおりにいたずらし・・・
翌朝それを聞いた先生は
「そうか。それはよかった。じゃあ、投薬はナシでいいですよ(^^)」

ユキ〜〜
キミ〜、先生がいなかったら絶対今頃お空の上だよ!
ウサギを良く診る獣医さんはまだまだ少ない。
特に地方にいったら、本当にいないんだから!
ウサギを良く知る先生がかかりつけって事は、非常にありがたく幸せなことなのよ。
本当に感謝しなさいよ!!

もっともショックの原因は・・・
引越した。隣で工事があった。なんていうこともあるそうで、先生にも原因は分からないことが多いそうで。
ユキの場合は、王子様(孫)のために多少環境が変わっていたくらいですが、それも10日もたっていてはねぇ?
シジミとの関係も変わらなかったし。
何が原因だか、さっぱり分かりません。
だから・・・・・・ウサギは難しい!

関連ワード:  ケトアシドーシス