ウサウサずのお部屋   
飛節びらん(潰瘍性四肢皮膚炎ソアホック)
掲示板で飛節びらんのお話が出ました。
ウサギさんの足の裏は、沢山の毛で覆われています。
本来は野山を駆け回るウサギさんの足を、保護するためです。
ところが飼いウサギさんは、ゲージの底が金網だったり、家の床がフローリングだったり、野山の土や草に比べると、とても硬いのです。
そうしたところで暮らすうちに、足のかかとの部分がはげてきてしまう事が多いものです。
これがソアホック予備軍。人間で言えば、足の裏のタコのようなものでしょうか。

困ったことに、ウサギさんの足の裏には、ほとんどクッションになる筋肉がありません。
特にかかとは、動き回る時に一番負担がかかるのに、皮膚一枚の下は骨なのです。
クッションが無くなり、床と骨とに挟まれ、力がかかる皮膚は、容易に痛んできます。

我が家のウサウサずのかかとをお見せしましょう。
グレーの毛がシジミ。 白いのがユキです。
   
人の爪の大きさで分かると思いますが、ユキの方が小さく、シジミの方が大きく皮膚が肥厚しているのが、お分かりになるかと思います。カサブタ状のものがありますが、皮膚保護の為にも取りません。
この程度の状態は、室内飼いのウサギさんはしたかが無いとも思えます。
同じように生活しているのに、何が違いを生むのでしょうか。
<体重>  シジミの方が重い。
<スタンピング> 俗に足ダンといわれるもので、男の子のシジミの方がする事が多い。
<運動>  シジミの方が、じっとしていることが多い。
そうです。 体重が重く、じっとしていることが多く、スタンピングも多い。これが、かかとの負担を増して、差を生むのですね。 また、運動時間が無く、ゲージの中だけで暮らす子も注意でしょう。
まだこの程度(赤みはあるが、乾燥している)なら、何もせずに経過観察で良いと、獣医さんは言います。
気になるなら、OAスプレーで善玉菌を常在させること。床材を見直すこと。
下手に弄り回して、皮膚の細菌バランスを崩し、抵抗力を落としてしまい、どうにも手に負えなくなって来院するウサギさんも多いそうです。
(獣医さんによっては、色々な魔法の薬(保護、殺菌、皮膚の再生補助)を考えておられますが)

この状態で、ゲージの不衛生などで細菌感染し化膿してくると、立派なソアホックになります。
前述したとおりに、皮膚の下はすぐに骨ですから、病状が進むとむき出しになったりして、ウサギさんは大変な痛み見舞われることになります。
また、何らかの事情で思う様に動けないウサギさんもなりやすいものです。

一般的な手立ては、ゲージの床材をスノコ(木製やソフト樹脂のものなど)にしたり、牧草を敷き詰めたり、トイレがきちんとできる子ならベッドパッド(人用)を敷いたりと、皆さんその子にあった工夫をされています。
一番大事なのは、肥満にしないことと、ゲージの床を清潔にすること。そして、定期健診を受ける事です。
ウサギさんに靴下があり、嫌がらないなら、本当にはかせたいと思ってしまいますね。